当番世話人挨拶

日本乳癌学会九州・沖縄地区の会員ならびに関係者の皆様におかれましては、益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。

この度、第22回日本乳癌学会九州地方会を、2024年9月28日(土)・29日(日)の2日間、九州大学医学部百年講堂において開催させていただくこととなりました。福岡の地で皆様と会し、共に学び、交流と連携の輪がさらに広がることを切に願っております。

第22回九州地方会は、症例報告を中心として医師、看護師、薬剤師、放射線技師、検査技師、理学療法士など、乳癌診療に携わっておられる各専門職の皆様から、共有すべき経験、工夫、課題など、幅広く演題を募集いたします。乳癌診療は日進月歩で、診断技術の向上、新規承認薬を含めた薬物療法の最適化、手術手技の向上など、患者さんに還元すべき臨床技術は多岐にわたります。また個別化医療が進み、治療が多様化してくるに伴い、他科連携、多職種連携、地域連携が益々重要となってまいりました。長かったコロナ禍は、医療提供体制の見直しや地域連携、医療におけるデジタルトランスフォーメーションなど、医療現場にも大きな変化をもたらしました。患者さんの生活様式や働き方、価値観の違いも明らかになってまいりました。

多様性が尊重される時代において、今後の乳癌医療の質を支えるものは地域の総合力であり、人材育成を含めて、地方会の重要性が高まっていると感じています。日頃乳癌医療を牽引しておられる先生方、次世代を担う若い先生方、多職種のメディカルスタッフの皆様、どうか現地で熱い議論を交わしていただけますようお願い申し上げます。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

2024年1月吉日

第22回日本乳癌学会九州地方会 当番世話人

北九州市立医療センター 乳腺甲状腺外科 主任部長
齋村 道代

かい乳腺クリニック箱崎 院長
甲斐 昌也

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